国内旅行業務取扱管理者2015 国内実務-06-1:「貸切バスによる運送(時間制とキロ制運賃)」

国内旅行業務取扱管理者2015 国内実務-06-1:「貸切バスによる運送(時間制とキロ制運賃)」

国内旅行業務取扱管理者資格講座 2015年度問題の解説【国内実務-貸切バス】

6-(1) <貸切バス(時間制とキロ制運賃)>

貸切バスの運賃を求める問題です。
貸切バスの運賃については、「時間制」と「キロ制」運賃があります。今回はどちらも出題されています。
今回も過去問に従って解説を進めていきます。
それでは、早速見ていきましょう。
 

問題
貸切バスによる運送に関する以下の各設問について、それぞれ選択肢の中から答を1つ選びなさい。

(1) 次の行程(日帰り)を貸切バスで運行するときの運賃について、各設問に該当する答を、選択肢の中からそれぞれ1つ選びなさい。
(注1) 「一般貸切旅客自動車運送事業の運賃・料金の変更命令について(平成26年 月26日付関東運輸局長公示)」によるものとする。
(注2) 配車場所から旅行出発まで、及び、終着地から帰庫開始までの間は、当該貸切バスは停車しており走行していないものとする。

① 時間制運賃を求めるための時間のうち、正しいものはどれか。
ア.5時間分が必要である。
イ.6時間分が必要である。
ウ.7時間分が必要である。
エ.8時間分が必要である。
 

<解説>
時間制運賃を求める問題の場合、大事なのは「出庫と「帰庫」です。基本的に他は気にしなくていいです。
さて出庫が9時、帰庫が14時25分なので、合計では5時間25分です。それに点呼の時間を前後で合計2時間をプラスしますと、7時間25分になります。
30分未満は切り捨て、以上は切り上げの計算を行いますので、今回は7時間分の運賃ということになりますね。
ということから正解は【ウ】になります。
 

② キロ制運賃を求めるための走行距離のうち、正しいものはどれか。
ア.200キロ分が必要である。
イ.210キロ分が必要である。
ウ.214キロ分が必要である。
エ.220キロ分が必要である。

<解説>
続いてキロ制運賃の問題です。
出庫時この時間に注目です。出庫から帰庫までのキロ数は200+7+7=214キロになりますね。キロ制運賃の場合、10キロ未満は切り上げの計算を行いますので、合計では220キロになります。
ということから正解は【エ】になります。

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