国内旅行業務取扱管理者2015 国内実務-10-4:「JR運賃計算」

国内旅行業務取扱管理者2015 国内実務-10-4:「JR運賃計算」

国内旅行業務取扱管理者資格講座 2015年度問題の解説【国内実務-JR】

10-(4) <JR運賃計算(グリーン料金)>

今回も過去問に従って解説を進めていきます。
それでは、早速見ていきましょう。

問題
旅客鉄道会社(JR)に関する以下の各設問について、それぞれ選択肢の中から答を1つ選びなさい。

(4) 大人1人が、次の行程を途中下車せずに日帰りで往復乗車する場合の運賃について、資料に基づき、正しいものを選びなさい。
(注1 ) 丹波口駅は京都市内に属する駅で、京都市内の中心駅は京都駅である。
(注2 ) 九州工大前駅は北九州市内に属する駅で、北九州市内の中心駅は小倉駅である。
(注3 ) この行程におけるJR西日本とJR九州の境界駅は小倉駅である。

 
 

ア.(9,610円+20円)×(1−0.1)=8,667 → は数整理→ 8,660円
8,660円×2= 17,320円イ.9,610円×(1−0.1)=8,649 → は数整理→ 8,640円
8,640円×2= 17,280円ウ.(9,290円+20円)×2= 18,620円エ.9,290円×2= 18,580円

 
<解説>
計算問題は必ず(注)を確認して下さい。今回、注1と2は特定都区市内、注3は境界駅です。
特定都区市内制度について(JRおでかけネット)
特定都区市内制度については上記リンクを見て下さい。今回は両方(京都・小倉)とも同制度の適用駅になりますので、丹波口と九州工大前駅ではなく京都駅から小倉駅までを考えればよいということになります。
では注3はどうなるのか?これも小倉駅までの計算でいいことになりますので、無視して下さって結構です。
運賃計算には、営業キロではなく「運賃計算キロ」が適用されますので、そちらを見て頂くと京都~小倉間の運賃計算キロは「598.5キロ」と書いてあります。
今回、当日の往復ですから往復割引はどうなるのか?往復割引は営業キロ数601キロ以上の場合に適用になりますので、今回は適用範囲外となります。
こうして見ていきますと、単純に片道の運賃9290円×2が正しいといえます。
その選択肢はエですから、今回の正解は【エ】となります。
 
 

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