国内旅行業務取扱管理者2015 国内実務-02:「国内観光地理-国立公園・世界遺産・ラムサール条約」

国内旅行業務取扱管理者2015 国内実務-02:「国内観光地理-国立公園・世界遺産・ラムサール条約」

国内旅行業務取扱管理者資格講座 2015年度問題の解説【国内実務-国内観光地理】

2.<国内観光地理>

2は「国立公園・世界遺産・ラムサール条約」についての問題です。

「国立公園・世界遺産・ラムサール条約」は、新しく登録された世界遺産などが比較的よく出題される傾向があります。これらはニュースなどで報道されていますし、ネットで調べれば出てきますので、チェックしておいて下さい。
今回も過去問に従って解説を進めていきます。
それでは、早速見ていきましょう。
 
2.日本国内における国立公園・世界遺産・ラムサール条約に関する以下の各設問について、該当する答を、選択肢の中からそれぞれ1つ選びなさい。

(1) 次の記述のうち、誤っているものはどれか。
ア.国立公園とは、日本の風景を代表するに足りる傑出した自然の風景地で、環境大臣が自然公園法の規定により指定する。
イ.世界遺産とは、ユネスコの「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約(世界遺産条約)」に基づき登録されるもので、日本では1993年に「白神山地」「屋久島」「古都京都の文化財」「法隆寺地域の仏教建造物」の4件がはじめて登録された。
ウ.日本の世界遺産のうち、自然遺産に登録されているのは、「白神山地」「屋久島」「知床」「小笠原諸島」の4件のみである。
エ.ラムサール条約とは、正式には「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」といい、日本にも釧路湿原、琵琶湖、尾瀬などの条約湿地が各地に存在する。
 
<解説>
誤りをひとつ、という問題です。
解答は「イ」ですが、何が違うかといいますと、日本で初めて登録された世界遺産はこの4つの中に「姫路城」がありません。ということで「古都京都の文化財」ではなく「姫路城」ですので、正解は「イ」となります。

 

(2) 次の建造物のうち、世界遺産(文化遺産)の構成資産として登録されていないものはどれか。
ア.出雲大社 イ.毛越寺 ウ.金剛峯寺 エ.富士山本宮浅間大社
<解説>
正解は「ア」の出雲大社です。出雲大社は世界遺産に登録されていません。
ちなみに、イの毛越寺は平泉、ウの金剛峰寺は「紀伊山地の霊場と参詣道」、エは富士山が世界遺産に登録されています。

 

(3) 2008年にラムサール条約に登録された「白鳥の渡来地」としても知られる新潟県北部の湖沼は、次のうちどれか。
ア.伊豆沼・内沼 イ.風蓮湖 ウ.瓢湖 エ.三方五湖
<解説>
正解は「ウ」の瓢湖です。ポイントは新潟県北部、白鳥の渡来地です。
アは宮城県、イは北海道、エは福井県です。

 

(4) 上信越高原国立公園の一部を分離独立し、2015年3月27日に32番目の国立公園として指定された「妙高戸隠連山国立公園」の観光地について、その区域内にないものは、次のうちどれか。
ア.飯縄山 イ.黒姫山 ウ.野尻湖 エ.志賀高原
<解説>
正解は「エ」の志賀高原です。
4つの選択肢の中では、エのみ新しい国立公園に含まれますので解答はエになります。

 

(5) 「中部山岳国立公園」の観光地について、その区域内にあるもののみをすべて選んでいるものは、次のうちどれか。
<観光地> a.上高地 b.香嵐渓 c.御岳昇仙峡 d.立山
ア.a,b  イ.a,d  ウ.a,c,d  エ.b,c,d
<解説>
正解はa,d の「イ」になります。
bの香嵐渓は愛知県、cの御嶽昇仙峡は山梨県にあります。

 
 
 

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