国内旅行業務取扱管理者2015 国内実務-01:「国内観光地理」

国内旅行業務取扱管理者2015 国内実務-01:「国内観光地理」

国内旅行業務取扱管理者資格講座 2015年度問題の解説【国内実務-国内観光地理】
1.<国内観光地理>
国内実務の中の地理の問題です。
国内実務は全部で40問近くありますが、地理だけで25問あります。地域や地元、ゆかりの深い場所で馴染みの地名や史跡も出てくると思います。地理は暗記と言われますが普段から地図や地形、史跡や旧跡など目にする部分があれば気にするようにしていれば頭に入ってくることもありますので、心がけて下さい。
今回も過去問に従って解説を進めていきます。
問題文と解説、そして最後に回答を書いています。
それでは、早速見ていきましょう。
 

1.以下の各設問について、該当する答を、選択肢の中からそれぞれ1つ選びなさい。
(1) 木曽川沿いの城で、別名“白帝城”とも呼ばれる国宝の天守閣を持つ城は、次のうちどれか。
ア.松本城 イ.丸岡城 ウ.犬山城 エ.丸亀城
 
<解説>(解答は赤文字にしてあります)
ポイントは「白帝城」と「国宝」にあります。白帝城とは犬山城の別名として有名です。あと松本城も国宝ですが、別名が違うので選択肢には入りません。

 
 

(2) 敦賀湾の最奥部に位置し、アカマツ、クロマツが海岸線約1.5kmに渡って続く、日本三大松原の一つともいわれる景勝地は、次のうちどれか。
ア.気比の松原 イ.津田の松原 ウ.虹の松原 エ.三保の松原
 
<解説>(解答は赤文字にしてあります)
ポイントは「日本三大松原」です。敦賀にある松原は気比の松原です。覚え方としては福井県代表の甲子園出場高校で「敦賀気比高校」というのがあります。敦賀と気比セットで覚えておいてください。

 

(3) “撞木(しゅもく)造り”と呼ばれる構造の本堂は国宝であり、平成27年には数えで7年に一度の前立本尊の「御開帳」が行われた寺院は、次のうちどれか。
ア.延暦寺 イ.金剛輪寺 ウ.瑞巌寺 エ.善光寺
 
<解説>(解答は赤文字にしてあります)
「国宝」「橦木造り」に加えて、ちょうど出題のタイミングで御開帳が行われたのが長野県にある善光寺です。善光寺は「牛に引かれて善光寺参り」という言葉も有名ですので、こちらも覚えておいて下さい。

 
 

(4) 別名“伯耆富士“とも呼ばれる中国地方の最高峰で、その名を冠したキャラボクの群生や天台宗の古刹があることでも知られる山は、次のうちどれか。
ア.三瓶山 イ.大山 ウ.白山 エ.英彦山
 
<解説>(解答は赤文字にしてあります)
○○富士というのはたくさんありますが、こちらは伯耆富士と呼ばれる山は伯耆富士大山=大山になります。ちなみに、ここでいう中国地方は鳥取県になります。

 
 

(5) 志摩半島の南部に位置し、賢島をはじめとした大小さまざまの島が浮かぶ、真珠の養殖でも知られるリアス海岸の景勝地は、次のうちどれか。
ア.英虞湾 イ.大王崎 ウ.知多湾 エ.二見浦
 
<解説>(解答は赤文字にしてあります)
志摩半島は三重県にある半島ですが、湾となると「英虞湾」ですが、岬になると「大王崎」になります。文中、真珠の養殖と書かれてありますので、真珠の養殖といえば英虞湾と覚えておいて下さい。

 

(6) 北海道のほぼ中央に位置し、なだらかな丘陵の風景から「丘のまち」とも呼ばれ、毎年秋にはサイクリングイベント「センチュリーライド」が行われる町は、次のうちどれか。
ア.斜里 イ.白老 ウ.美瑛 エ.小清水
 
<解説>(解答は赤文字にしてあります)
北海道の地図をイメージして下さい。中心部というと道央、十勝岳のあたりになりますが、その左横に美瑛・富良野があります。また、丘のまちという言葉から連想される選択肢は「美瑛」しかありませんね。

 
 

(7) 桂川の中流部に位置し、亀岡市から嵯峨嵐山までの約16kmの渓流では舟下りも楽しめる京都府を流れる河川の呼称は、次のうちどれか。
ア.宇治川 イ.貴船川 ウ.天竜川 エ.保津川
 
<解説>(解答は赤文字にしてあります)
キーワードは亀岡から嵯峨嵐山、舟下り、になります。嵐山の保津川下りは有名です。宇治川・貴船川は嵐山にはありませんし、天竜川は京都でさえもありません。

 
 
 
 

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