2016-旅行業法令(24)『旅行業協会』

2016-旅行業法令(24)『旅行業協会』

『GARDENZ パーフェクト解説集』ブログバージョン

国内旅行業務取扱管理者資格講座 2016年度問題の解説

今回は「旅行業協会」に関する出題です。

旅行業協会とは、旅行業法第3章に規定された協会で、「旅行業法の目的を達成するための手段」として「旅行業等を営むものが組織する団体の適正な活動の促進」が掲げられていますが、この団体のことを指しています。
現在の日本では、旅行業協会としての認定を受けているのは2団体あります。
 
今回も問題と解説、そして最後に回答を書いています。
それでは見ていきましょう。

<問題24>次の記述から、旅行業協会が適正かつ確実に実施しなければならない業務として、定められているもののみをすべて選んでいるものはどれか。
a.旅行業務に関し社員である旅行業者又は当該旅行業者を所属旅行業者とする旅行業者代理業者と取引をした旅行者に対し、その取引によって生じた債権に関し弁済をする業務
b.旅行業務に関する取引の公正の確保又は旅行業及び旅行業者代理業の健全な発達を図るための調査、研究及び広報
c.旅行に関するサービスを提供する者に対する研修
d.旅行業務の適切な運営を確保するための旅行業者等に対する会計監査
ア.(a,b)  イ.(c,d)  ウ.(a,b,d)  エ.(a,b,c,d)

 
<解説>
旅行業協会とは、旅行業法第3章に規定された協会で、「旅行業法の目的を達成するための手段」として「旅行業等を営むものが組織する団体の適正な活動の促進」が掲げられていますが、この団体のことを指しています。
現在の日本では、旅行業協会としての認定を受けているのは2団体あります。(総合と国内に分かれています)

旅行業協会の業務は大きく5つあります。
1)苦情の解決
2)研修
3)弁済業務
4)指導
5)調査・研究・広報
※1)は旅行者及びサービス提供者から
※2)及び4)は、旅行業(従事者含む)+代理業者に向けた業務です。

<問題の解説及び解答>
a.「弁済をする業務」→その通りですね。こちらは「社員である」ことが条件となります。
b.「調査、研究及び広報」→とありますので、こちらも正解といえます。
c.「旅行に関するサービスを提供する者」→こちらは旅行業者及び旅行代理業者向けの研修となりますので誤りですね。
d.「会計監査」→こちらは上記5項目には入っていませんので、業務範囲外となります。
解答はaとbが正しいと言えますね。
ということから、正しい選択肢は(ア)になります。

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