合格するために必要なこと

合格するために必要なこと

国内旅行業務取扱管理者試験についての概要を、数字を交えて客観的に説明します。
これらの数字を大雑把に掴んでおくことは、試験を受ける上で非常に重要です。ここを掴んだ上でどうやって対策を考えるか?自分が受験する試験の対策を練らずに合格出来るわけがありません。気づいたら合格していた、なんてことはないのです。

国内旅行業務取扱管理者試験は毎年9月に実施されて、約1ヶ月後に合格者が発表されます。
科目は3科目、旅行業法令(業法)、旅行業約款(約款)、国内実務の3科目です。業法と約款はそれぞれ25問ずつ、国内実務は年度によって多少の違いがありますが33~4問程度出題されます。
合格するためにはそれぞれの科目で60%以上の正解(得点)をしなければならず、どれかひとつでも60%以下の場合は不合格となります。不合格となった場合、国内実務に関しては60%以上の得点があれば科目合格とみなされ、翌年は業法と約款のみで受験が可能となります。なお、この制度は1年間のみ有効です。前年の科目合格のみということになります。
 

国内旅行業務取扱管理者の合格率

合格率はだいたい30%前後です。年度によって若干の違いはありますが、過去5年間の数字はこのようになっております。ちなみに2017年度の受験者数は13,772人(申込者は15,821人)、合格者は4,958人で合格率は36%でした。

2012年(平成24年) 15,042 5,534 36.8%
2013年(平成25年) 15,241 4,702 30.9%
2014年(平成26年) 14,498 4,249 29.3%
2015年(平成27年) 15,033 4,408 29.3%
2016年(平成28年) 15,352 5,081 33.1%

昨年は合格率が上がりましたが、受験者数は減少しています。2018年の試験は法改正があったことも影響し、もしかしたら下がる傾向にあるかもしれません。しかし全体の合格率に影響されずにいるためには、しっかりと内容を理解して望めば気にすることもありません。
 
 

試験問題について

合格率が30%前後ということでもしかしたら暗い雰囲気になったかもしれませんが、気にすることはありません。ここでちょっといい情報をお伝えします。
例えば旅行業法令(業法)で過去3年間に出題された問題のうち、同じジャンルの問題は92%あります。要するに92%同じようなことを聞かれているということです。92%というのは、25問中23問が同じジャンルということです。
例えば「目的、定義、登録業務範囲、拒否事由」については、この4問は毎年同じ順番で出題されています。その他「取扱い管理者の選任、取扱い管理者の職務、取扱い料金、約款、取引条件説明なども毎年出題されます。
このように、過去問を紐解くとわかってくる『事実』があります。GARDENZ Travel School ではこのような分析を行って、みなさんが合格するための効率的な学習をするお手伝いをしています。教科書を初めから丸暗記するのは究極の無駄だからやめた方がいい、というのはそういう理由からなのです。

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